臨床統計

臨床統計

年度別外来新患症例数

  2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
歯および
歯周組織疾患
925 938 905 995 1126 1256

口腔粘膜疾患

157 130 145 174 123 104
良性腫瘍 87 128 56 120 107 69
嚢胞性疾患 104 93 55 88 70 78
炎症性疾患 70 91 54 94 70 59
顎関節疾患 158 147 127 100 56 77
外傷性疾患 53 74 72 60 52 60
神経性疾患 32 34 36 6 41 38
先天奇形 52 35 36 68 36 21
悪性腫瘍 35 36 36 42 34 37
その他 73 134 288 252 68 48
1746 1840 1810 1999 1783 1847

外来新患症例の内訳は、歯および歯周組織疾患、口腔粘膜疾患、顎関節疾患、良性・悪性腫瘍、嚢胞、炎症、外傷など多様な疾患が認められます。歯および歯周疾患は5~7割を占め、また近年増加傾向にあります。これは他科の悪性腫瘍患者への口腔ケアが急増しているためです。

年度別入院症例数

  2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
悪性腫瘍 49 56 48 52 43 46

顎変形症

26 21 20 28 29 34
嚢胞性疾患 26 12 13 12 29 15
良性腫瘍 18 12 10 16 15 9
外傷性疾患 9 9 11 12 8 11
炎症性疾患 7 6 9 12 13 4
唾液腺疾患 4 1 2 2 4 5
歯および
歯周組織疾患
16 9 7 6 8 13
その他 4 4 6 6 6 12
159 130 126 146 155 149

入院症例では、悪性腫瘍の手術または化学放射線治療がもっとも多くを占めています。ほかには顎変形症に対する矯正手術や嚢胞、良性腫瘍の摘出手術、顎顔面骨骨折が多くみられます。

当科を初診した口腔がんの発生部位別症例数

当科を初診した口腔がん症例(2010~2015年)の発生部位は舌が最も多く、次いで下顎歯肉、上顎歯肉、頬粘膜とつづきます。

当科で治療した口腔がんの病期(進行度)別症例数

  2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
Stage Ⅰ 11 10 5 9 11 46

Stage Ⅱ

13 13 14 9 11 60
Stage Ⅲ 8 5 4 8 5 30
Stage Ⅳ 13 18 16 15 16 78
45 46 39 41 43 214

臨床所見および各種検査から病期診断を行います。

当科における口腔がんは、Stage I、IIの比較的早期の癌が多いものの、かなり進行したStage IVも多いという特徴があります。進行癌に対しては再建術を併用した手術療法や動注化学放射線療法で治療する一方、進行する前に早期癌での発見・治療に力を注いでいます。

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